パブリシティ

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   テクノバ株式会社


  ベーカーズタイムス   2005年(平成17年)12月10日 土曜日

白石食品が生産性向上に本格着手
 
複雑な菓子パンラインにも対応する生産性向上ソフト『アドリブ』を導入 開発と導入サポートはテクノバ

 白石食品工業(株)(岩手県盛岡市、白石茂社長)が、テクノバ(株)(大阪市、弘中泰雅社長)が開発した食品工場の生産性向上ソフト『アドリブ』を導入し、菓子パンラインの生産性向上に本格的に着手した。
 同社は現在、盛岡市にある本社工場のみで東北全域をカバーしており、平成16年度の年商は74億5千万円。取引先店は約4000店で、菓子パンのアイテムだけでも約200種類にのぼる。
 今回のソフト導入の背景を、取締役生産部長の工藤善夫氏は次のように話す。「近年は人口が減少する一方でエリアが広がり、営業効率が悪くなってきています。また、大型量販店が次々に出店、その競合のあおりでパンの販売価格も下がってきています。このような経営環境の中で当社が利益を出していくためには、生産効率を上げていく以外にはありません」
 しかし、同社は前述の通り一つの工場で多品種少量を製造しており、特に菓子パンラインは不連続なラインを適宜組み換えながら製造を行ってる状況だった。 このような複雑なラインで生産効率を追求することは不可能に近いと考えていたが、今年の2月、白石隆専務がモバックショウで、テクノバの弘中社長の話を聞き、直ちに検討するよう指示を出した。もともと白石社長・専務ともにコンピュータには明るく、その可能性を掴んだのだという。
 そして4月に弘中氏からのプレゼンが行われ、5月に冷凍生地ラインで同ソフトを導入しているオイシスの高石工場を見学、6月にはソフト導入を決定した。 7〜9月にかけて現状のデータをとり、白石食品工業側からの様々な要望とすりあわせを行い、10月5日にまず自動化ラインからテスト運転を開始した。
 「これまでは多品種少量生産ができるように色々工夫してラインを組み合わせてきていましたが、成形する順番のみが決まっている状態で、全体が把握できていなかったように思います。ソフトを使いこなすためには、まずラインを整理することから始めています。スタッフの気持ちも前向きになってきています。こういうことがないと、なかなか取りかかれなかったと思います」(工藤部長)
 現在、工程の組み立てを行っているのは生産部製造一課係長の佐藤忍氏。「この工場では商品の改廃で週に7〜8アイテム、一カ月では40〜50アイテムが変更になります。これによって、人員の配置を適宜変更しなければなりません。量販店への納入時間と社員の出勤時間を考えて工程を決めていましたが、自分のいる成形の工程は見えますが、後の工程が見えていなかったので、これまでは無駄が多かったと思います。このソフトだと全体が一目で把握できるので、時間毎に変わる必要人数を把握し、前もって組み立てができるので、かなり効率がアップするだろうと考えています」
 経理部経理課兼電算課次長の藤原一也氏は原材料のコスト削減にも期待しているという。「当社では約2千種類の原材料を使っていますが、これまではその使用予定状況が原材料のアイテム別にわかる仕組みができていませんでした。アドリブは原材料の使用予定状況が一目でわかる機能も備えていますから、今後は材料の使い込み・使いすぎ等もその都度チェックできます。大手のソフトメーカーからも色々ご提案をいただきましたが、パン製造の現場がわからないと、適切に機能するソフトが組めません。弘中社長は、パン作りの工程を熟知しておられるので、色々な要望を確実に処理していただけます」
 工程を統括している生産部製造一課課長の天沼巧氏は、スタッフのモラールアップに期待を寄せる。「ソフト導入で部署毎の人員配置や出勤時間の見直しが行えます。そして、余った時間を有効に活用することができるようになりますが、その為には従業員のレベルも同時に上げていくことが必要です。これから順次シュミレーションを行い、ソフトを現場に適応できるようにバーションアップして一つ一つ課題をクリアしていきますが、同時に、作業員のレベルアップを図っていき、来年4月を目途に本格稼働できればと思っています」
 「厳しい経営環境を打破するためには意識改革が必要ですが、今回の導入は丁度いいタイミングではなかったかと思います。4月から忙しい時期に入りますから、2月3月で何とかシュミレーションを終えて、その時期に備えたいと考えています」(工藤部長)

*テクノバ蠅録品工場向け生産スケジューリングシステムの開発販売およびコンサルティングの会社。
電話番号06(6630)7812 http://www.technova.ne.jp/

  パンニュース   2005年(平成17年)7月25日 月曜日
 テクノバ 独のソフトウエア会社
 ツールボックスと提携

 
  ベーカーズタイムス  平成17年7月10日 日曜日
 テクノバがドイツのシステムパートナーに
 
 テクノバ(株)(大阪市浪速区弘中泰雅社長)はドイツのソフトウエア会社ツールボックス(GmbH Eschweilier, Mr.T.Mertes社長)と販売と市場調査のパートナーシップを結ぶことになった。2005年5月に、ツールボックスのオーナー社長 Mr.Mertesと国際営業担当のMr.Ulmerがテクノバを訪れ今回の提携になった。
 両者は、日欧の製パン・食品加工産業が効率化と最適にカスタマイズされたソフトウエアを捜し求めており、テクノバとツールボックスのそれぞれのソフトウエアが成熟したソリューションであると同時に、これ等は相互の市場で認められる顧客志向のソフトウエアであることを確認した。
 「今回の販売パートナーシップはテクノバの国際志向の第一歩であり、我々のソリューションの有効性が国際的に認められてうれしい」とテクノバの弘中社長は述べた。テクノバとツールボックスのソリューションは相互に完全に補完する。今回の提携によりテクノバは従来の生産性向上のソリューションに加えて、ツールボックス社の仕分けシステムやGPRS機能を持つ配送システムも販売していく。
 これ等のソフトウエアは既に日本国内の数社に紹介され、関係者に興味をもたれている。テクノバのソフトウエアも今後IBAなどの海外のベーキングショウで紹介するなど、これを機会に全世界を市場として開拓していく予定である。
  ブランスリー5月号 平成17年5月
 人口減と労働力不足 生産性向上がカギ
 
 これまで日本の人口はずっと増えてきたので、食品産業の売上もずっと伸びてきた。売上が伸びてきたので生産性について余り考えてこなかった。しかしこれからは人口が減っていく。人口減によるマーケットの縮小が起こってくる。必然的に食品産業全体の売上は減っていく。したがって生産性についてシビアに考えざるを得なくなる。
 また、労働人口の減少により、労働力不足がおこってくる。企業は労働力確保に苦労する時代に直面するだろう。したがって、生産性を是が非でも向上させなければならなくなる。
 私どもが開発した「アドリブ」は、生産設備や労働量などのリソースを最大限に生かす生産計画が立てられるソフトだ。作業量と投入労働量が簡単に比較できるので、目で見る菅理ができ無駄な人件費を発生させない。工場の生産能力に合わせた生産計画が誰にでも立てられる。
 また、納期遅れを起こさず、過剰在庫を発生させず、チャンスロスを起こさない生産計画が立てられる。使用原材料を算出するので、適正な原材料の使用が確認でき、無駄な原材料使用が防げる。
  ベーカーズタイムス 平成17年4月10日 日曜日
 モバックセミナー/テクノバ
 『工場は宝の山』
 多品種。複数ラインの生産性向上


 テクノバ(株)の弘中泰雅社長は「工場は宝の山、冷凍工場はもっと利益が出る。多品種生産、複数ラインにおける生産性向上のポイント」というテーマで講演を行った。以下はその要旨
            ◇        ◇
 昨年、(株)オイシスの高石工場に弊社の「アドリブ」という生産計画ソフトを導入していただき、ベーカーズタイムス紙に取り上げていただきました。今回はこのモデルを例に、複数のラインを持つ冷凍生地工場の生産性向上についてご説明します。
 冷凍工場の生産に実際に携わっておられる方は、〃弉萓源困できるので勤務時間が抑制できる規格が確立しているE正在庫の維持ができるそ于拯綿册阿紡弍できるイ泙箸瓩得源困任るので、生産効率が上がり資材菅理等も容易等等をお考えのようでしたが、しかし現実は「ナルハズ」といったことで、問題がたくさんあるようです。
 労働生産性の指標としては、人時あたりの生産金額がよく用いられます。したがって、労働生産性は総労働時間に大きく影響を受けます。総労働時間は人数×労働時間であり、これに基づいて人件費が発生します。しかし、支払われた人件費に対する時間のすべてが直接的な生産活動に使われていないのが現実です。例えば、手待ち時間、手空き時間、機械のトラブル等ですが、労働生産性を向上させるためには、これらの間接労働時間を削減することが必要になります。
 まず手待ち時間ですが、一つのラインで多くの製品を作ると、作る製品によって.侫蹈▲織ぅ爐終わっていないので分割できない▲曠ぅ蹐出ないのでオーブンに入れられない等の手待ち時間が出来てしまいます。これを無理やり詰めても、次の工程で手待ちが出来たり製品に影響したりします。しかし単に、作る製品の順序を変えることによってトータルの生産時間が各段に短くなります。
 HMなどを使用した成形工程の複雑な冷凍生地ラインは、労働集約型で作業者の人数はアイテムごとに大きく変動します。そして、複数のラインを同じ部署にそろえることが多く、作業員が共用になっていることが多いので、作業者はアイテム毎に移動します。
 例えば2本の生産ラインを持ち、部門の作業者が8名の冷凍工場があるとします。5人必要な製品Aを3種類、3人必要な製品Bを4種類生産しなければならないときに、2本のラインで必要な作業者は6人〜10人になります。6人でこなせるときは2人が手空きになり、10人必要な場合は、生産速度を落とすか、断続的な生産になってしまします。
 この時に、生産する製品の順序を変えることで部門8人の作業員でトラブルなく生産することが出来ます。以前なら、生産性が悪くなるか、過剰な人員10名を抱えることになります。これを目に見える形に示してくれるのが生産計画ソフト「アドリブ」です。アドリブは作業量と供給労働量の差が一目瞭然に把握できます。
 この他にも、生産能力と出荷状況を見ながら長期生産在庫管理や、当日の総生産量、総在庫金額、製品ごとの在庫量や当日の生産予定数なども確認できます。また、使用材料情報では全ての材料の使用量と使用金額が任意の期間に対して算出されますから、材料原価比率も算定できますし、製品編集画面では製品の生産要素の菅理を行います。これがすなわち製品標準書にあたり、この資料を作成するだけでも作業が規格化され生産性が向上します。
 実際にアドリブを導入していただいたオイシスでの主な効果をベーカーズタイムス紙から抜き出して見ると、次のような項目が挙げられています。
仝えない無駄が見えてきた後追いのデーターでなく、明日を改善するデーターが一括された8率の悪い現象を示すだけでなく対策ができるた涌の適正配置が容易になったズ邏箸隆霑奪如璽燭慮直しができる生産時間に対する現場の意識が変わってきた問題と課題が具体的に見える等々
 「ウチの工場の問題は生産性が低いことだ」という言葉をよく耳にします。しかし、生産性が低いということは結果であり、問題でありません。生産性低下を引き起こす原因を見つけだして解決することが大切なのです。生産性の向上には3つのポイントがあります。1つは手待ち時間の削減。2つ目は手空きの削減。3つ目は雑多な生産を阻害するトラブルの解消です。そして問題は、これらを改善する具体的な手段・方法を持っているかどうかです。
 問題を見つけ、コンピューターの戦略的利用など、これに取り組む実行力さえあれば、「工場は間違いなく宝の山」に変わります。 
 パンニュース 2005年(平成17年)2月15日(火曜日)
 「アドリブ」で生産性向上
  テクノバ・2号館219
 パン工場を儲かる体質に移行

 ▽大阪市浪速区元町3-1-1 鎌田ビル 06-6630-7812
 
 テクノバは製パン工場の生産性向上ソフト「アッチェレランド」を4年前からパン業界に提案し、大きな反響を呼び、大手ベーカリーでも採用、着々と実績を増やしている。今回のモバックショウでは「アッチェレランド」の機能をさらに広げたソフト「アドリブ」を紹介する。既に大手ベーカリーでも採用され好調だ。

 生産計画ソフト「アドリブ」
 々場の生産能力に合わせた生産計画が誰にでも出来る。
 納期遅れを起こさず、過剰在庫を発生させず、チャンスロスを起こさない生  産計画が立てられる。
 生産設備や労働量などのリソースを最大限に生かす生産計画が立てられる。
 ず邏販未氾蠧労働量が簡単に比較できるので、目で見る管理が出来る。その  ため無駄な人件費が発生しない。
 セ藩儻矯猯舛鮖蚕个垢襪里如適正な原材料を使っていることが確認でき、無  駄な原材料使用を防ぐことが出来る。
 天候や流行、催事などの要因により需要の変動が大きい冷凍食品、冷凍パン生 地、アイスクリーム、和洋菓子、フィリング類、加工食品などの冷凍品や日持ち商品は在庫過剰と欠品によるチャンスロスとの狭間で悩みながら生産しているのが実情である。
 特に素材メーカーにこの問題が多い。日配商品と違って若干日持ちするため出荷日と生産日との間に生産の自由度があるので生産計画の立て方によって工場の生産効率が大きく変わる可能性がある。これは適正在庫はいかにあるべきかを解決するための生産計画作成ソフトである。
 テクノバ「アドリブ」はアイテム毎に長期生産計画に見込まれる受注や確定受注などをいれてごとの生産数量を設定する。生産や在庫の状況をグラフで表示するので生産、在庫状況を目で感覚的に進めることができる。在庫が不足した場合は警告を発することで対応できる。
 ラインごとの労働量だけでなく複数ラインや工場全体の必要労働量と供給労働量が表示されるので、無駄なく労働力を割り振りしたり、生産順を変えたりして必要労働力と供給労働力のバランスを取れる。

 生産性向上スケジューラー「アッチェレランド」
 従来から人気の生産性向上スケジューラーソフト「アッチェレランド」も中堅リティルベーカリーに人気があって引き合いも多い。

 生産性向上コンサルティング
 テクノバは食品工場の生産性向上コンサルタントをおこなっている。出荷金額数億円から200億円のコンサルティングの実績がある。対象は食品工場のほとんどの領域にわたり、例えば「コープこうべ」の場合では六甲アイランド工場で扱う、和洋菓子、ベーカリー、製麺、豆腐、納豆などの各部門を対象とした。またテクノバは大阪府中小企業支援センターのアドバイザーとして登録されている。
  ベーカーズタイムス  平成17年2月10日
  冷凍生地工場の生産性を一挙に向上させるアドリブ

 食品工場の生産性向上を支援するテクノバ(株)は、前回のモバックで紹介した、理想的な生産順を計画するスケジューラー「アッチェレランド」(このソフトは導入6ヶ月間で、食パンラインにおいて10%以上の生産性を向上した実績を持つ)の他に、新しく開発された生産計画ソフト『アドリブ』を出展する。
 従来の生産計画ソフトは納期に間に合うようにただ生産計画を立てることが目的だったが、本ソフトは従来のソフトで扱えなかった、生産活動の中で生ずる作業者の手待ち、手空きの状態を分かりやすくグラフで表示するので、生産状況を目で見て、合理的な生産計画が立てられる。
 この全く新しい生産計画ソフトは、一目で作業の状況が分かるので、他のラインの必要人員などを考慮にいれて、生産順の組合せの変更時間調整を行って、効率の良い生産計画がたてられ、生産性の向上が実現できる。
 また一括入力できる作業者の勤務状況が一目で分かるヒストグラムや、加えて材料の使用量、原価菅理も随時できる。更に生産予定だけでなく、出荷予定も計画して将来の製品在庫の菅理もグラフ上で確認できるので冷凍生地で発生しがちな在庫量の圧縮など極力削減できる。
 従来、材料の価格変動に対して製品の材料原価をリアルタイムで把握することは難しく、製品開発時の材料原価で間に合わせているのが現状であったが、本ソフトではリアルタイムで製品材料原価を確認できる。
 更に、生産計画だけでなく、冷凍工場の生産性を向上する全ての機能が含まれている。カスタマイズで冷凍工場以外の他の生産形態に変更することもできる。
 このほかテクノバ(株)では現場主義の生産性向上のコンサルティングをおこなっており、多くの工場で実績を上げてきた。これらについてもブースで説明を行う。
◆モバックセミナー セッション12
 テクノバ(株)はモバックショウのモバックセミナーにおいて「冷凍工場の目で見る生産計画ソフト『アドリブ』」と題し、ホールセールベーカリー、リティルベーカリーのセントラル工場などを対象に対象に、冷凍生地ライン用の生産状況が目で見て簡単にわかり、生産効率を向上し、製品在庫、資材菅理が容易にできる生産計画ソフトを紹介する。
【内容】製パン業界の知識と電機産業の生産性のノウハウを基に生まれた生産計画ソフト「アドリブ」を使用して、冷凍工場の生産性の向上に取り組む、導入事例も紹介し、冷凍工場の生産性の向上を分かりやすく伝授する。
  ベーカーズタイムス  平成17年2月10日
  オイシス高石工場の冷凍生地ラインで
  テクノバの生産性向上用ソフトを導入

  大手製パン企業では初めての導入

 螢イシス(本部=伊丹市池尻、池野忠司社長)が昨年、テクノバ蝓聞庵翅找躰卍后砲粒発した生産性向上ソフト「アドリブ」を導入、11月から稼働を開始した。これまで弊紙でも、業務用パンメーカーのオリエンタルベーカリーやコープ神戸六甲アイランド食品工場の生産性向上への取り組みを紹介してきたが、日本パン工業会所属の大手製パン企業での導入は初めてのこと。まだ、導入して間もないが、今回の導入に関して直接指揮を執っている螢イシス取締役生産本部長の仲修氏、高石工場生産部主任の新美秀己氏、高石工場パン事業部の寺司武広氏の3氏に、その進捗状況を聞いた。

――導入のきっかけは?
 当社は色々な販売先、色々な受注形態があり、それを生産する工場では24時間稼働の複雑な仕組みを抱えています。これまではそれらをこなすために経験の中から管理工程を作ってきていましたが、新しい管理に役立つ仕組みや社員のモチベーションがあがるような仕組みが作れないものかとずっと考えていました。
 そんな時、弘中社長から生産性向上ソフト『アッチェレランド』のご提案をいただきました。もちろん費用対効果が前提にありますが、まずはパン工場の中でも数少ない計画生産が可能な冷凍生地ラインに生産計画ソフト『アドリブ』を導入できないだろうかと考えたのです。
 計画生産とはいうものの、品種が多く経験則では対応し切れていません。このアドリブを導入することで、経験則ではないやり方を考えることができると思いましたし、若い社員に生産効率をこれまでと違う視点で捉えてもらえれば、他のデリカ、惣菜ラインにも役立っていくと期待して導入することにしました。

――実際の導入はいつからですか?
 昨年の2月ぐらいから準備にかかり、契約は4月。そこから現場でのヒヤリングを開始して、実際にソフトを動かし始めたのが11月からです。

――稼働してからまだ3カ月目ですが、印象は?
 これまでの経験でやっていた時には、無駄と分からないことが多かったですし、分かっていてもやむを得ないと思ってきました。しかし、原材料のコストダウンはもちろんですが、労働時間の短縮がより大きい部分。これを目に見える形にして実感が湧けば、対応の仕方が変わってきます。

新美 導入して、これまで物事をいかに科学的に見ていなかったかがよく分かりました。生産する生地の品種によって速度が違うのに、アイテム毎に捉えているつもりでいました。それを実際に数字で表現されると、計算では半分のスピードでやっていたことが分かりかなり戸惑いました。しかし、理解できればこのツールによって、改善する方法を見つけだしていくことが出来ます。

 当社の作業基準は、総労働時間、ロス管理などのデータベースを手作業とパソコンで管理していました。ただ、一つ一つはありますが、全体を把握するには経験と勘に頼っていた部分があります。但しそれでは、後追いのデータは付けられるのですが、明日をどうするということが考えにくい。今回のアドリブはスケジューリングと共に、在庫管理、計画生産、原材料使用状況まで分かるように作っていただいているので、他にも色々使えると考えています。

新美 現状が目で見られる状態になっているので、結果の後追いではなく、この時間にはこの人員でいけると判断できるようになりました。いかに必要な人員を均等に配分するかが一つの大きなポイントだと思っています。
 一週間分の工程計画を立て、終了時間も週間単位で同じ時間に終われるようにしたい。将来的には余剰人員も減らすことが出来ると思います。

――実際にはどのように活用されているのですか?

新美 工程毎の終了予定の時刻を表示し、実際の終了時刻を記入させます。そして、ズレたらその理由を必ず記入させるようにします。言い訳めいたものも多いのですが、それでも理由を一生懸命考えるので、問題点が浮き彫りになってきます。 まだ1分2分のズレを気にする人と、30分ズレないとそう気にとめない人など、人によって温度差はありますが、今はトータルの誤差が30分位になってきました。今後は1分2分を追求していこうと思っています。

 デイリーフーズの業務をしているところは作業が複雑で、効率が悪くなる理由を幾らでも挙げられます。ただ、理由は挙げられても、これまではその対策が打てなかった。今回のスケジューラーによって計画生産し、作業分析が出来ると、一人一人のスキルを上げることができ、余剰人員に別の仕事をしてもらうことができます。当然、ライン全体のレベルが格段に上がると考えています。
 それから今までの基礎データを見直し、入れ替えることも可能ですから、これで、次の段階に行くことが出来ます。例えば、機械の使い方、配合などを含めて見直すことが出来るのです。

寺司 今までの経験で作ってきたスケジュールは、細かいもので5分刻みでしたが、アドリブなら1分単位でスケジューリングできます。1アイテムで1〜2分でも、トータルでは30〜40分の短縮になる事が分かり、かなり現場の意識が変わってきたようです。無駄が数字で見れると意識が変わるのですね。

新美 日報を毎日確認し、週に1回データをまとめて検討し、次の週の目標(計画)を提示します。日報に書かれていることが言い訳でも、管理する側にとっては良い情報、データになります。現在の目標を達成し、次のノルマが厳しくなって目標が達成できなくなると、次の新しい提案が出てくると思いますから、それを期待しています。

――これまで改善された具体的な事例はありますか?

寺司 玉生地ラインで計画より1時間遅れるようになり、担当者が必死に遅れる理由を日報に書いてきました。生地が不安定でベタつくという理由が主だったので、機械メーカーと検討し機械の改善を行って遅れがなくなりました。

 問題と課題が具体的に見えるので、それを潰すことで一つずつ改善できます。

 弊社では作業の準備や手配、手待ち時間を間接時間と言っていますが、要はこれが無駄な時間です。11月は1日95時間でしたが12月は85時間になりました。例えば時給を千円とすれば1日1万円減ったことになります。たかがと思われるかも知れませんが、年間では300万円の削減です。300万円の生地を捨てるのは大変だと思いますが、300万円分の時間は簡単に捨てていた。この意識が大事だと思います。

 この意識が全工場に広がり、8工場で水平展開できれば、金額的にもとても大きいものになります。

――冷凍生地ラインで削減目標はどの位ですか?

新美 トータルで月間150万円のコストダウンを目標にしています。

 思考能力が停止するような環境では駄目だと思います。これを是正する環境を作っていけば、自ずと効果が出てくると思っています。導入直後でも既に月間30万円弱のコストダウンが出来ているわけですから。

  ベーカーズタイムス 平成16年4月10日 土曜日
 転換期を迎える老舗パンメーカー亀井堂
米飯工場新設を契機にして会社全体の体質改善に着手

 −省略−
 「私が社長に就任してからは、比較的若い人材も登用するようにしてきましたが、それでもまだ古い体質が抜け切れません。古いものが全て悪いというわけではありませんが、内部にどっぷり浸かっていると、変革すべき部分が見えなくなっている場合があります。
 それから、部分的にはここを改善したらどうかというのは出てきますが、トータルとしてそれがどのように繋がっていくのか分かりにくい、それを目に見える形にして、従業員と一緒に全社で取り組んでいく必要があると思っていました。
 それで今回、テクノバ蠅旅庵翅找躬瓩砲犬辰りとパン工場を見てもらい、課題をいくつか提示していただくことにしたのです。」
 地原氏は弘中氏の生産性向上に関する考え方に共感を持っていて、ベーカーズタイムス紙に掲載されたコープ神戸六甲アイランド工場の記事を見て、具体的に動く事を決めたようだ。
 「先日2日間、朝から夜中まで、そして夕方から朝まで、ずっと工場を見てもらい、いろいろな指摘をもらいました。これらを私が考える新生亀井堂のコンセプトとすりあわせて、従業員と一緒に一つ一つ解決していくつもりです。(地原社長)考えているだけでなく、いつ動き出すのかで未来が決まる。動き始めた亀井堂の今後に期待したい。
  ベーカーズタイムス 平成16年1月10日 土曜日

「管理から変革へ」をテーマに全社を挙げて生産性向上に取り組む
             コープこうべ六甲アイランド食品工場

あらゆる食品メーカーにとって、「衛生管理」と「生産性向上」の2点が、現在の最重要課題と言っても過言ではない。今回は、その内の一つでもある「生産性向上」を自社の最重要点課題に掲げ、三年前から全社を挙げて取り組みを開始したコープこうべ六甲アイランド食品工場(神戸市東灘区)の事例を紹介する。
 コープこうべの自己生産事業のルーツは、神戸消費組合・灘購買組合共同で「みそ・しょうゆ」を醸造した大正13年にまでさかのぼる。その後、組合員に本当に必要なものを自分たちの手で生産するという姿勢から、パン・菓子、麺、豆腐など、次々に新たな品目の生産を開始。そして、量質ともに一層の充実を図るために、昭和63年、現在の六甲アイランド食品工場を稼動した。
 この工場では現在、日常生産と正月餅やクリスマス等の催事商品を含め、約500アイテムの商品を生産しており、コープこうべ各店舗、共同購入や41店舗のインストアベーカリー(2002年現在)の他、Kネット連帯機構加盟の京都、滋賀、奈良、四国、新潟、山口の各生協にも供給。その出荷額は約150億円にものぼっている。
 コープこうべの「安全」に対する取り組みには長い歴史があり、^汰粥Π多喚美味しさA悩爐鮓形た形さのこだわりゴ超への配慮 という五つのスローガンのもと、疑わしい添加物をいち早く排除し、細菌検査をはじめとする徹底した衛生管理体制は社会的にも評価されている。

社内の意識改革を図り生産性向上のための土台作り

そのコープこうべが今回、食品メーカーのもう一つの重要課題である「生産性向上」に全社を挙げて取り組み始めた背景を、牛島康治工場長は次のように話している。
「ここはもともと組合員のために自己生産して、店舗や共同購入で販売する形態なので、競合が無く、最盛期はコープこうべ全体で年商3700億円までいっていました。しかし、最近のニーズの多様化等によって様々な競合が生まれ、少しずつ厳しい状況になってきていました。また、この工場も15年前に作ったコープ160店に供給する少品種大量生産型の工場で、近年の多品種少ロットニーズに対応しきれなくなっていました。
 それで、三年前から生産性の向上を最優先課題に掲げ、全社を挙げて取り組みを開始したのです。」そして、社内で様々な取り組みを模索しているところに、モバック会場で行われるセミナーに、螢謄ノバの弘中泰雅の『アッチェレランド(生産性向上ソフト)による生産性向上』の講演があることを知り、その講演を聴きに出かけたのだという。
「講演を聴いて、初めはソフトを導入すれば何とかなるのではないかと思ってスケジューラー導入の検討をしましたが、色々な話を進めていく中で、そのソフトを導入するための土台作りから始めないと何の効果も得られないという結論に達したのです。それで、弘中先生に工場を見ていただき、チーフクラスの人間に弘中先生の考え方や視点を学ばせようと、コンサルタントをお願いすることにしたんです」(牛島工場長)
 牛島工場長が、ソフト導入の段階ではないと判断した最大の要因が、社内の職員の意識だったようだ。「供給しているのが自分たちの商品しかないという甘えがあり、外の厳しい状況を認識できない風土があります。多品種少ロットに対応できないのも、設備・機械のせいにしてしまいがちで、いつの間にか自らの工夫を忘れていたのです。
 他のパンメーカーの品質もかなり向上しています。仕入れ商品の方がメリットがあればそれに移行する。つまり、自工製品の必要性さえ問われているのです。今これに取り組まなければ生き残ることはできません。それで、外部の事例や考え方を学び、事実を認めて変革していこうということで、弘中先生を中心に取り組みを始めたのです」
 具体的には9月の中旬から約2ヶ月間かけて、弘中氏と一緒に工場内の全行程をチェックした。終日稼動している工場なので、そのチェックは深夜になることも珍しくなかったそうだが、生産ラインの考え方から細かいところではラックの動かし方まで、基本的な部分を全てチェックし、逐次改善していった。「本来は私がやるべき仕事なのですが、弘中先生には直接現場に入って問題点を指摘していただき、その都度幾つかの具体的な改善策の事例を提示していただきました」(牛島工場長)
 現場担当の田口孝志課長も「単なる指摘だけなら多くのコンサルタントの先生がしてくださるのですが、弘中先生は現場のこともよく分かっておられるので、専門的な立場から具体的な改善策の事例を提示していただける。これが現場の人達との信頼関係を築き、良い方向に進んでいるのだと思います。
 具体的な効果としては、マネージャーやチーフクラスの人間の意識が変わってきたことです。ラインのどこが滞っていて、どういうところを改善しなければならないのかを、自分達で見つけることができるようになりました。職場内でもマネージャーやチーフの間で、自然に生産性についての論議が出るようになっています。
 現場に入り込んでしまうと、自分達ではなかなか問題点に気づかないものですが、今回の指導によって、問題点の見つけ方、いわゆる『気づき』を実践できる人間が出てきたということです。今後は、こういう人間を一人でも多く育てていくことが必要だと思っています」と話していた。

アッチェレランドの導入も検討 改善実績を人事考課にも反映
 コープこうべは昨年の4月、業務の効率化を図るために別会社として螢魁璽廛戞璽リーを立ち上げた。六甲アイランド食品工場の従業員470人の内の420人がこの別会社の委託社員やパートで構成され、その人達が直接製造に携わっている。
 「少し複雑な労務構成ですが、コープ本体では難しかった若い技術者の採用・育成が積極的にできるようになりました。この機会に基本的な生産管理の考え方をOJTを通じて社内に浸透させ、一人ずつ考え方を共有できる人間を増やしていこうと思っています。
 現在でも生産事業では何とか10%のネットを残せていますが、この利益を残しながら組織や仕事の変革を実施していくことが必要です。
 今回の取り組みで『これまでのようなドンブリ勘定的な工程分析では通用しない。具体的で細かい分析による問題点の抽出と改善が必要だ』ということを気づかせていただきました。今後はこのベースを100として、ここから更に生産性を上げ、実績に応じて人事考課にも反映させていかなければならないと思っています」(牛島工場長)
 今の同工場のテーマは『管理から変革』。昨年より今年、先月より今月、昨日より今日と何か変革していくことを実践している。同工場では3年前から全職員を対象に、ロス削減や工程の改善などについての改善提案運動を実施し、毎年300〜500件の提案が出ている。
 「今年は2月に実施する予定ですが、今回の取り組みの後ですから、どんな提案が出てくるか今から楽しみにしているんです。提案内容については、どんな小さなことでも構わないんです。それらを検討し、現場にフィードバックしていけば、必ず効果は現れてくると思います。
 そして、変革していこうという社内風土が高まってきたら、本当の生産性向上を図るために、実験的に1ラインにソフトを導入して成功例を作り、それを更に改善していきながら、委託の人達の人事制度にも結びつけていきたいと思っています」(牛島工場長)

最後に牛島工場長は次のように強調した。
「私達の最大の目的は『組合員の満足』です。そのために、常に品質向上と生産性向上を図り、安全で安心できる商品を安定的に供給し続けていかなければならないと思っています」

お問合せ   
  ブランスリー7月号 平成15年7月より連載中
 生産性よもやま話  TECHNOVA'S EYE VIEW
  日本パン菓子新聞  平成15年5月15日(木)
            パン技研 講習会
  パン工場のIT化で生産性の向上と労働コスト削減を実現
 (社)パン技術研究所の研究調査部は4月14日、東京・西葛西の同研究所で、「生産性の向上」と題する講演会を開催した。講師は、生産コストの削減を追求するパン生産管理ソフト「アッチェレランド」を開発したテクノバ蠅旅庵翅找躰卍后』受講は製パン各社、関連企業などから32名参加した。
           【講演要旨】
 パン産業が主要産業の中で最も生産性が低い理由は、産業別労働生産性の伸び率の低さや、主要産業中一番高い直接労働費、他産業と比べても極めて高い人件費率など、統計上の歴然とした事実に現れている。
 1975年と98年の主要産業の労働生産性の伸び率を比較すると、全産業平均の約3倍に対し、食品製造業は1.29倍で年率1%も生産性が向上していない。産業別の人件費率もパン製造業は極めて高いのも、従業員に多くの賃金を支払っているという意味ではなく、全体の生産性が低いため、見かけ上高くなっているだけだ。
 また日本経済の停滞とデフレにより、特に冷凍パン、冷生地輸入や低賃金・低コストなど、中国が生産拠点、日本からの技術流入の場として台頭している。国内においても、人口減少に伴うパン消費量の低下、パン生産の減少、高賃金・高コストなど、製パン産業を取り巻く状況は厳しくなる一方だ。このように、限界的な市場を皆で奪い合っている事態を避けるには、速やかに労働生産性の向上に取り組まなければならない。
 パンの生産性が低いのは、今までのパン工場は、厳しい国際競争にさらされることなく、需要の増大・量的な対応のみに終始し、設備投資主導の生産工場を展開していたからだろう。実態は、”現犧邏畔法を無視、▲▲ぅ疋觧間(手待ち時間)を積み重ね、5ヽ設備の標準運転条件の不徹底、ど現犧邏肇據璽垢無い等、生産工学的な要素を取り入れていない。以上から、今後生産を向上させるには、アウトプットに対応するインプットの相対的関係を改善させなくてはいけない。
 しかし、単純に生産性の高い電気産業のシステムをパン工場に取り入れるだけでは不十分で、パン製造の特性を考慮する必要がある。日配商品であるパンは、生地仕込み、発酵、成形、焼成、仕上げなど多工程で構成され、作業の所要時間も、パンの種類や生産数によって大きく変動してします。これが、多品種生産ラインの生産管理を極めて難しいものとしている。
 多品種を生産するには、作る順番が問題となる。多品種を製造する複雑な作業は、実際は手待ち時間が多く、隙間だらけ。しかし制約条件(製造条件、製品仕様、出荷時間など)を守って、工程に流す順序をリソース(生産設備や人など)に割り当て、その隙間を詰める最適生産スケジュールを作成すれば、生産時間は効率的に短縮できる。
 最適生産順序の組合せは、10品目生産の倍は360万通り、15品目の場合は1兆3000万通り、と人力では不可能な結果になる。そこでスケジューラーと呼ばれる生産のスケジューリングに用いるコンピューターソフトが活用できるのだ。
 「アッチェレランド」は小日程中心の食品工場用のスケジューラーだ。複雑な生産工程を短時間でスケジューリングし、季節変化や品目数、単一の生地を使用する多品目生産、冷生地やシートなど中間製品など、あらゆる工場の条件を反映できる。優れたヒューリスティックなアルゴリズムによって極めて短時間に演算できるだけでなく、ラインごとの仕様原材料の原価や使用量、金額も算出できる。
 実際にある工場に導入し、同ソフトにより最適配置を行ったところ、手待ち時間が解消され、同一生産条件で3時間25分も短縮する事が出来た。この3時間半こそ見えないアイドリング時間であり、生産性を低下させる最大の原因だ。これを解消することにより、労務費が削減され、生産性を向上できる。大型パンでこのような結果が出るのだから、多品種少量生産のロールラインや菓子パンラインでは1日に6〜7時間の見えない手待ち時間が生じているのは容易に想像できるし、実際その通りだろう。
 このように製パン工場では、各工程の組合せが余りに複雑だったため、手待ち時間に対し有効な解決策が無かった。しかし、文明の利器であるスケジューラーで最適順序を算出できれば、例えば従業員100人の工場で、1人あたり1時間の効率アップをすると(時給1,000円で計算)、1日あたり10万円、300日稼動で3000万円の削減になる。このような合理的なシステムを導入し、食品産業は生産性を向上し、国際競争力のある産業に今すぐ変革しなくてはならない。
 【講師】弘中泰雅氏:鹿児島大学大学院終了後、製パン会社勤務をへて、1987年船井電機で家庭用製パン器開発に携わる。その後、2000年にテクノバ蠅鮴瀘し、代表取締役に就任。1988年には、九州大学農学博士号も取得。
 
  ベーカーズタイムス 平成15年4月10日 木曜日
 「生産性の向上」をテーマに
  日本パン技術研究所が4月講演会
 (社)日本パン技術研究所(井上好文所長)・研究調査部は4月14日(月)、以下の内容で4月講演会を開催する。
▽内容「生産性の向上」=パン産業の低生産性の原因分析から、新規開発した生産性向上システムの効果と事例など
▽講師=テクノバ蟾庵翅找躬瓠蔑歴=76年鹿児島大学大学院卒業、製パン会社に入社/87年船井電機入社、家庭用製パン器開発/88年農学博士(九州大学)/00年テクノバ蠕瀘)
▽日時=4月14日(月)14時〜16時
▽会場=パン科学会館5F(東京都江戸川区西葛西6丁目19・6
《問合先・申込》03(3689)7571 
 ブランスリー 5月号 平成15年5月
 モバックショー モバックセミナーレポート
  パン工場の生産性はなぜ低い?
  IT化で生産性は飛躍的に向上
    テクノバ 弘中泰雅社長
 製パン工場の労働生産性が低いのは、日配商品で日々の生産量の変化が大きく、しかも受注生産で中長期の生産計画が立てづらいからだ。しかも多品種少量生産で、多数便の出荷配送を行っているために効率的な生産順序で生産できないときている。従業員の手待ち時間の増加をもたらす。
 例えば1ラインで10品目生産するとしよう。その生産順序の組合せは360万通り以上にもなり、もし20品目以上生産すればまさに天文学的数字になってします。人の能力でその効率的な生産順序を検証することは不可能だ。
 このような製パン工場の実態から脱却し、生産性を向上させるために、Acceleranndo(アッチェレランド)は、日々の注文数に基づく生産数量から合理的な生産パターンを提案する。ラインごとの特性や、工程ごとの人数などのリソースを考慮に入れた判断も出来る。実際に生産する前に生産パターンをシミュレートすることも出来るし、固定的な順序で工程ごとの所要時間や終了時間も算出できる。この他、原材料の所要量も算出するので、実使用(出庫量)との比較により原材料の無駄の監視や、適宜材料単価を更新していけば、製造原価の算出も
リアルタイムで出来る。
 すなわちIT技術を製パン工場に取り込み、生産性を向上させることを目的としたシステムだ。
 パンニュース 2003年(平成15年)3月25日(火曜日) 
 4月講演会を開催
       日本パン技研
  (社)日本パン技術研究所は、業界関係者向け講演会を開催することを決め、参加者を募集している。
 【日時】4月14日(月)午後2〜4時
 【場所】パン科学会館(東京都江戸川区西葛西6-19-6
 【講師】テクノバ・弘中泰雅氏
 【内容】テーマ「生産性の向上」
     ▽パン産業の現状と環境変化
     ▽電機業界の生産性向上の方法論
     ▽パン産業の低生産性の原因分析
     ▽スケジューリングとは
     ▽新規開発した生産性向上システムの機能
     ▽効果と事例
     ▽死して務の説明とまとめ
 パンニュース 2003年(平成15年)3月25日(火曜日)
 2003モバックセミナー セミナー・講演会
 「アッチェレランド」食品生産管理ソフト
           テクノバ社長 弘中泰雅氏
  この25年間に産業別生産性がどれだけ変わったかというと、日本の機械産業、自動車や電機は3倍とか10倍とかで生産しているが、食品関連では1.29倍しか伸びていない。要するに1%にも満たない年成長だということである。パンを含む食品業界が、このままで本当に国際競争に勝っていけるか、一番懸念しているところである。
  例えばアメリカは非常に生産性を問題視しており、生産性が向上していることによって経済が拡大しているという事実がある。
  生産のスケジューリングに用いるソフトをスケジューラーと呼ぶ。パン製造に用いるスケジューラーは単一の生地から多くの製品をつくる、しかも受注から生産指令までの時間が短く、短時間で生産指令を出さなければならない。「アッチェレッランド」の生産指示はウインドウから行う手入力のほか、各工場にあった入力方法に調整出来る。
  また、既存のコンピューターのシステムの一部だけ変える事も出来るし、材料管理、使用量、商品の原価まで出るようになっている。さらにシミュレーション機能もあり、機材の能力を買えて見た場合のケースの結果も引き出してみる事が出来る。実際に、新規投資や機械の入れ替える前に検討できるというのは大きなメリットといえよう。
 ブランスリー 2月号 平成15年2月 モバックショウ特集ー出展社紹介
  コスト(人件費)削減こそパン産業生き残り唯一の道
   低成長下で利益を確保するためには経費を削減するしかありません。製パン業の生産原価に占める人件費の割合は全ての産業の中で最も高いのが現実です。
 アッチェレランド(生産性向上システム)
  パン工場の生産性が低いのは短納期で、製造条件の異なる多品種少量生産をせざるを得ないからです。現実的には人間の力で合理的な小日程を作成することは不可能です。従って成り行きのスケジュールや経験と勘にたよるスケジュールが幅を利かせていました。
  問題は、長いて手待ち時間です。アッチェレランドはテクノバ独自のアルゴリズムで膨大な計算を短時間で処理し、ラインに最も適した生産計画を提示します。これに従って生産を行えば手待ち時間が解消され、稼動時間が大幅に削減されます。人件費だけでなく、光熱費なども削減されます。
 ロンド(シフトスケジューラー
  ベーカリーチェーンの採算性が目立って低下しています。店のスタッフの人件費が重くのしかかっています。変動する生産量や販売量の中で、アルバイト、パートの都合を考慮しながら、勤務シフトのスケジューリングをする事は大変な事です。これが店長により店の収益性が変わる最大の原因です。ロンドは個人の勤務の希望を入れると、職能や先月の勤務実績と日々の必要人員をもとに、各スタッフを公平に配置するシフトスケジューラーです。 
 パンニュース 2003年(平成15年)3月5日(水曜日)
  日本穀物科学研究会第131回例会
  「食品工場の生産性と経営工学的取り組み」 弘中泰雅氏
 食品製造業の過去25年間の生産性の向上は1.29倍で、年率1%にも満たない。この間化学工業は約11倍、電機は12倍、自動車は3.4倍になっている。失われた10年といわれるが、食品産業は25年間生産性の向上に関しては停滞してきた。
 2006年を頂点に日本の総人口は減少に転ずる。今まで人口増加と食生活の欧米化により、パン生産量は増加してきたが、この16ヶ月は連続してパン生産量が前年割れとなっている。
 パン製造業はいわゆる多品種少量生産で、短納期の生産量の確定もなしで生産を行ってきた。今まで生産量の拡大により、機械化の促進でパン製造業は発展してきたが、今後は消費停滞あるいは減少が確実視され、余剰生産力が存続する現実の中で、個々の企業の生き残る道は生産コストの削減しかない。売り上げの伸びが期待できない以上、生産性を向上させ経費を削減し利益を確保すべきである。
 生産計画へのコンピューターの導入が早かった化学工業、製鉄業そしてかんばん方式、アンドン方式、アミーバー方式、屋台方式など多くの生産システムで生産性を上げた電機産業や自動車産業に比較し、経営工学的取り組みの少なかった食品工業は、まだ生産性向上の余地がある。例えば食パンラインで30%、菓子パンに至っては45%の手待ち時間がある。ゆえに20〜30%の生産性向上は、生産計画の作り方一つで可能になる。
 食品の多くは典型的なフローショップ型生産で時間に縛られるため、生産計画が難しく、生産計画作成にコンピューターの導入を阻んできた。そこで、このフローショップ型の生産に使える生産計画ソフト(スケジュラーラー)「アッチェレランド」の開発に取り組みその有効性を検証したのでここに紹介したい。ここではパンを中心に説明するが、そのソフトは水産練り製品、製麺などのフローショップで作られている多くの食品に利用可能である。
 食品生産ではガントチャート上に表される工程は階段状になる。各アイテムは生産数、工程条件の違いにより、異形の階段になる。異形の階段は並べ方、すなわち生産の順番で順列の幅(生産所要時間)が異なってくる。この差が前述の手待ち時間の差になって現れる。
 1ラインで40種類の製品を作れば約3×10の18乗の並べ方があり、現在のパソコンで全て計算すると200年くらいかかることになる。当然人間の能力で完全最適なスケジュールを作る事は不可能で、仕方なく経験や勘に頼る非能率な生産計画のもと生産が行われてきた。
 我々はヒューリスティックなアルゴリズムにより5分程度の時間で近似的最適解まで到達しうる。実用的なスケジュラー「アッチェレランド」によって食品工場の生産性向上に寄与したい。既に導入した工場では着々と成果を上げている。国際価格の6倍もする穀物、中国などの安い労働力など食品業界を取り巻く環境は厳しい。25年間の停滞を取り戻すためにも経営工学的手法を取り入れて生産性の向上に取り組まなければならない。
 パンニュース 2003年(平成15年)2月15日(土曜日)
  パン工場を儲かる体質へ
  生産性を上げるアッチェレランド
 テクノバは、製パン工場の生産性向上ソフト『アッチェレランド』をモバックショウで紹介する。既に各地の中堅製パン業者からも引き合いがあり、同ソフトを導入した大阪の業務用大手メーカーでは、従来のコストと比較して30%の削減に成功している。
 パン工場は、数ある製造業の中でも「最も生産性の低い工場である」と言われることもあるが、その理由は多品種少量生産に起因しており、製品間の待ち時間が多いことで、トータルな生産性が低下してしまう。この時間は、全生産時間に対して食パンで2〜3割、菓子パンなどの多品種生産のアイテムでは3〜5割に及ぶという。にわかには信じられないという人も多いだろうが、実際に所要時間か理論時間を差し引いてみるとわかるはずだ。
 またこの時間は、いくら既定の生産順序で生産計画を立てたとしても、生産順序の組合せを効率のよいものに変更しなければ向上は難しい。1ラインで10の18乗の組合せが可能なパン工場において、人の能力だけでは合理的な生産計画を立案する事は不可能に近いものなのだ。
 業務においてはさらに、納期やその他様々な制限要素が加わる。だからこそ、同社の食品工場用生産計画スケジュラー『アッチェレランド』の存在はパン工場にとっては朗報で、「今まで膨大な時間をかけていた計算が生産数量を入れるだけで、5〜10分程度の時間で終了する」という。
 同ソフトは、最善の効率を求めてライン毎に毎日新たな計算を行えるのは当然のこと、特定の順序を入れ替えることが出来る”順序指定”、”過去の結果表示”、”材料原価”、”使用材料コスト”、”材料使用量表示”といった機能を備えている。また,」新製品の導入を考えた場合には、事前に生産シュミレーションを行い、設備変更の事前検討ができ、むだな設備投資や製造現場の混乱を防ぐことなどにも活用が可能だ。「既に導入した工場ではその成果が着実に上がっている」と確実に実績を作っている。
 同社では「今後、国際的な競争はますます厳しくなり、新たな競争相手が違った形で形で現れてくることも考えられる。メーカーにとって利益の元は工場にあり、生産性を向上し生産コストを圧縮する利益体質に変えなければ、企業はさらに厳しい方向へ向かってしまう。だからこそ『アッチェレランド』のすばらしさを知ってもらいたい」という。
 また同社ではベーカリー用のスタッフ配置ソフト『ロンド』も計画中。同ソフトは、リテイルベーカリーの経営を左右する労務費の削減につながるものだ。店長の人事管理によって、店が利益を上げるか、赤字になるか決まる場面もある中で「スタッフの配置をより合理的に行い、店にも従業員にも最適な勤務スケジュールを作成することが可能になる同ソフトを使用し、店の繁盛につなげてもらいたい」とかたる。
 同社では、ブースでこれらのソフトのメリットを紹介をするとともに、モバックセミナーでもメリットを訴えていく。
 ベーカーズタイムス 平成15年2月10日 月曜日
  パンメーカーで初めてスケジューラーが稼動
 食パン2ライン合計で人件費が8%台に
 目標の数値化で社員の意識も向上
  
 多くの電気、自動車等の製造工場で生産性を向上させる為に導入されているスケジューラーが、食品産業で初めて稼動し始めた。
 稼動開始したのは業務用パンメーカー螢リエンタルベーカリー(本社=大阪市浪速区、原田幸博社長)の泉佐野工場で、導入したスケジューラーはテクノバ蝓並膾綮塹佳区、弘中泰雅社長)が開発した『アッチェレランド』という食品工場用生産スケジュール管理ソフトだ。
 今回は原田社長に、アッチェレランドを導入した経緯と、稼動後の効果等の話を聞く事が出来た。・・・・・・・ (略)・・・・・。昨年4月の時点で9.6%だった食パン2ライン合計の人件費率が、今では7〜8%台まで下がっています。・・・・・(略)・・・・・・・・・ 各作業時間や人員はこれまでとまったく同じ能力なのに、組合せを変えることで終わる時間が早くなる。数十種類のパン製造工程を人が全て組み直す事は出来ませんが、パソコンでシミュレーションすれば、一番良いものと悪い物との対比ができます。今までは部分的に見て、これが一番良いと思ってやっていたことが、トータルではそうでないとはっきり数値で示されると、意識が変わり納得できるのです。・・・・・(略)  ・・・・・・・
 今、パン業界全体に元気がありません。これが一つの起爆剤となり、業界全体が向上していけばと思っています。 
 ブランスリー 9月号 平成14年9月
 中国パン工場視察雑感
生産性はまだ低いが・・・・・
           (本ホームページ Shows & Reports参照)  
 食品機械装置(ビジネスセンター社) 5月号
\源裟がいかに食品企業の経営を左右するか
⊃品製造業の生産性の現状
スケジューリング
た品工場の生産管理
タ品工場用のスケジューラー
実際の製造記録とスケジューラーによる生産スケジュール
 製菓製パン 2002.4
  テクノバ(株)が生産性向上ソフト アッチェレランドを発表
多品種少量の複雑な生産に対して有効性を発揮
 テクノバ(株)(大阪市・弘中泰雅代表取締役)が製パン工場の生産性向上ソフトウエア(スケジューラー)であるアッチェレランドを発表した。
 これは、多品種少量の複雑な生産に対して有効性があり、パン以外にも水産練り製品、麺、菓子などの食品工業、またそれ以外のゴム、プラスチックなどの成形品の製造や調剤薬局の効率化、シフト管理のスケジューラーなど、その用途は広く期待されている。
 今回は、(株)オリエンタルベーカリーにも導入され、その実用性が証明されたかたちとなった。パン工場の中で最も生産性が高い食パンラインで、窯や分割機の正味の稼働率は70%といわれ、より多品種を生産する菓子パンなどのラインではそれが50%程度になるという。その大きな原因は、作業者にとっての手待ち時間(アイドリングタイム)にある。そのため、生産性を向上させるには、この手待ち時間を生じさせない作業の組み合せ(生産のスケジューリング)が必要になる。
 しかし、10種類のパンの生産順序組み合せは360万通り、15種類だと1兆3000万とおり、人間の力では不可能に近い。そこでコンピューターソフトを使用して、合理的なスケジューリングを行なう必要が出てくる。実際に導入したオリエンタルベーカリーの原田社長は、既に効果は上がっており,最終的には30%程度の生産性向上が期待できると語っている。
 製菓製パン 2002.3
   パン工場の生産性を改善するソフト開発
【大阪】ソフト開発会社のテクノバ(大阪市浪速区、弘中泰雅社長)では、パン工場の生産性を改善するソフト「アッチェレランド」を開発した。
 パン工場と家電メーカーの両方に勤務した経験のある弘中社長が食品業界の生産性を向上させるため、電気製品の効率的な製造システムを応用したソフトを開発。準備から二年以上かけて特許を出願した。
 パン製造では、‖辛兵鐓量生産∨萋注文が違うH酵など時間短縮ができない工程が多いなど、さまざまの問題があり、生産ラインでの作業スケジュールが合理的に進まないことが多かった。
 また、作業員のアキ時間を生じさせないように作業スケジュールを調整することも工程が複雑なため難しく、職人のカンに頼る部分が多かった。
 開発したソフトを用いると、独自の計算方法によって、製造するパンの種類や数を入力するだけで約一分、種類が多い場合でも5分程度で合理的な作業スケジュールを算出する。
 実験によると、このソフトのスケジュールに従うと、これまでより作業時間が約三時間短縮されたという。パンの製造条件や原材料のデータベースが作れるほか、新製品投入などのシミュレーションも可能だ。
 パン業界のほか食品業界全般はもとより、多品種少量生産にたずさわる、さまざまな分野に応用できる可能性を持つ。
 このソフトを導入したオリエンタルベーカリー(大阪市浪速区)では、約二百種類のパンを製造しているが、従来の職人による手書きのスケジュール表よりも約二時間の工程効率化ができるとみており、年間人件費三割減をめざす。
 同社の原田社長は「いいものを作ろう、からいいものを早く安く作ろうへと社員の意識が変わった」と語っている。
 パンニュース 2002年(平成14年)1月15日(火曜日)
    テクノバ
   生産性向上ソフトを発表
   「アッチェレランド」
 ブランスリー新聞 2001年12月20日
    パン工場の生産性を向上
    パソコンソフト本格始動
  日経産業新聞 2001年12月17日(月)
    パン製造ライン管理ソフト
      待ち時間を圧縮  テクノバ
 食品メーカー用生産管理システム開発のテクノバ(大阪市、弘中泰雅社長)は
製パン工場向けの最適な生産スケジュール管理ソフトを開発した。日配品で多品種少量生産を強いられるパン製造は工場内のアイドリングタイム(待ち時間)が長く、一般的に生産性が低い。同システムの使用で生産性を2-3割引き上げることが可能である。中小製パンメーカー向けに売り込む。
 ソフトの名称は「アッチェレランドベーカリー」で、第1弾として中堅製パンメーカーのオリエンタルベーカリー(大阪市、原田幸博社長)に納入した。当日の朝に生産品目・量が確定するのに合わせて、生産品目と生産数を入力すると、数分で30程度のラインごとの生産スケジュールを提案する。オペレーターはこの提案の中から、工場の実情に合わせて選択できる。
 従来、熟練社員の経験やノウハウで当日の生産工程を決めているケースが多いが、同システムでスケジュール化すれば、1日で3時間程度の時間短縮が可能になるという。オプションとして、原材料管理、コスト管理などの機能も付けた。ソフトの価格は当該工場の労務費の5%程度を目安とする。
 製パン業は発酵、ホイロ、焼成など生産工程が多く、特に製品種類の多い菓子パンを主力とする工場の稼働率は5割程度という。テクノバは製パンメーカーへの販売と平行して、かまぼこなどの水産加工メーカーや医薬品・健康食品の製造会社にも販路を広げる。
  産経新聞 (西日本版)2001年12月13日(木)
    パン工場の悩み改善ソフト開発
      テクノバ 大阪で本格的実用
 ソフト開発会社、テクノバ(大阪市浪速区、弘中泰雅社長)は、パン工場の生産性を改善するソフト「アッチェレランド」を開発した。効率的な作業順序などを短時間で算出する工場専用ソフトで、今月からパン製造会社、オリエンタルベーカリー(大阪市浪速区、原田幸博社長)の工場で本格的な実用が始まった。
 パン会社と家電メーカーの双方に勤務した経験をもつ弘中社長が、食品業界の生産性を向上させるため、電気製品の効率的な製造システムを応用したソフトを開発。準備から二年以上かけて特許を出願した。
 パン製造には、多品種少量生産▽毎日注文が違う▽発酵など時間短縮できない工程が多いーなどの課題があり、生産ラインでの作業スケジュールはむだが多くなりがちだった。また、作業員の待ち時間を生じさせないよう作業スケジュールを調整するのも工程が多く複雑で、職人のカンに頼る部分が大きかった。
 開発したソフトは独自の計算方式により、製造するパンの種類や数などを入力するだけで通常で約1分、種類が多い場合でも約5分で合理的な作業スケジュール
を効率の良い順に表示する。実験を重ねた結果、合理的に計画されたこのソフトのスケジュールを用いると、これまでよりも作業時間が約3時間短縮されたという。
 個々のパンの製造条件や原材料などのデータベースが作れるほか、新製品投入などのシミュレーションも可能。同社では食品産業全般での応用に加え、薬品製造やネジなどの多品種少量の製品を扱う中小製造業者の利用も視野に入れており、さまざまな分野に合った改善ソフトを提案していく。
 約200種のパンを製造するオリエンタルベーカリーでは、ソフト導入で従来の職人による手書きスケジュール表より約2時間の工程効率化が出来るとみており、年間人件費の約3割削減をめざす。原田社長は「ソフトを導入して、職人の意識が『いいものを作ればいい』から『いいものを早く安く作ろう』と変わってきた。生産性を上げて積極的な新製品開発に力を注げるようにしたい」と話している。
  みなと新聞 2001年12月11日(火)
    コンピューターソフト「アッチェレランド」 テクノバ
           効率的加工へ生産工程作成 
 【大阪】テクノバ蝓聞庵翅找躰卍后砲開発した「アッチェレランド(Accelerando)」は食品加工の効率的な生産スケジュールを作成するコンピューターソフト。工場内の各ライン工程の空き時間を合理的に削減し、作業者の負担を増やすことなく生産性を向上させる優れものだ。「アッチェレランド」は、食品生産の膨大な生産順序の組合せの中から、注文量や各工場の製造条件、原材料、季節による生産条件の変化などの実情に合った合理的な生産スケジュールを独自の計算方法で導き出し、分かりやすい工程表として出力する。
 食品15種類の生産順序の組み合わせは1兆3000万通りと膨大な数になるが、アッチェレランドはそれぞれの工場にあったパラメーターを設定し、合理的な計算を行なうため、わずか5分で上位30工程の生産順序を提示できる。そのため、毎日の注文数の変動や飛び込み注文にも簡単に対応が可能だ。
 また、作業者が工程表の指示に従って作業を行なえるため、無駄な時間がさらに短縮される。セキュリティーの面では、操作範囲を権限により制限するなど、機密性や安全性を考慮しているため安心。原材料管理、コスト管理、生産のシミュレーションの機能も付いており、整備の見直し、新製品投入時の生産ラインに対する影響を事前に検討できる。今月から「アッチェレランド」を導入したパン製造メーカーの螢リエンタルベーカリー(原田幸博社長)は、同ソフト導入で
生産効率が20〜40%向上することを期待できるほか、効率的な生産効果から「人件費の3割削減を目指している」(原田社長)といい、食品業界からさらに注目を集めそうだ。 
  ベーカーズタイムス 平成13年12月10日 月曜日
    テクノバ 食品工場生産性向上ソフト
         「アッチェレランド」が完成
      オリエンタルベーカリーが導入
    中小製パン工場における生産性向上の限界を探る 
     アッチェレランド導入で人件費30%削減目指す
        螢リエンタルベーカリー代表取締役社長 原田幸博氏
 当社がこのソフトを導入する目的は二つあります。一つは工場の生産性を上げる事ですが、もう一つは当社のような中小の製パン工場が生産性をアップできる限界はどこまでかを知りたいということです。そして、当社がこれから戦える分野はどこなのか、戦える品目はどういうものなのかを探っていきたいと思っています。今まで全くわからなかったのですが、このソフトを導入することで分かるだろうと考えています。
 これからは中国で生産された低価格のパンも日本に入って来るでしょうし、このままでは戦えないでしょう。でも、本当に戦えないのか、それも知りたいと思っています。
 当社でも、生産現場はその日の仕事が何時に終わるのかわかりませんでした。パートをいれるのでも、どのくらい必要なのか正確に分かっていないので、計画しなくなり考えなくなる。だから全体として非常に効率が悪くなるという悪循環です。また、イーストを使うので発酵を伴うし、生産量も変わるので時間が読めない。良いものを作る為には生産性というものが馴染まないと皆が思っています。時間を確定させると悪いものが上がる。もし、何か失敗が起こると、今まで以上に丁寧に時間をかけてやるようになるので、更に長時間労働になる。品質重視という面では正しいのでしょうが、これでは計画が出来ないので、若い人が入ってこないし、後継者も育たない。工場で働いている人達は人に使われているという意識になり、自分で考えなくなり意欲がなくなる。当然全体のレベルは次第に低下していきます。
 このままではいけないということで、当社でも曜日毎に分けた7種類のスケジュール表を前日に作るようにしました。手作業で作ったスケジュール表なのですが、そのスケジュール通りできているときは全く問題がありませんでした。しかし一ヵ所でも遅れがでると、全部が用心して遅れがどんどん長くなって、最終的には一ヵ所の遅れの何倍もの遅れになってしまします。何故だか分かりませんが、手作業でのスケジュールではもう一つ信頼性に欠けるのか、パソコンでの出力に変更したら、一ヵ所の遅れがそのまま後にズレるだけで済むようになりました。
ただ、この工程作りに一日費やしてしまいます。これでは考える時間がとれません。しかしこのソフトなら最適なスケジュールをわずか1分で提示してくれます。これで、他の色々なことを考える時間がとれます。計画生産が出来るようになり、やっている人が主体性を持って仕事に取り組めます。そうすれば従業員の意識が変わり、社内にカルチャーが醸成されていくと思います。
 当社ではスケジュールを手作業で作った時に5%、パソコンでやった時に10%人件費が下がりました。いかに隙間が多かったのかと感じています。私はこのソフトを導入することで、人件費を30%下げたいと思っていますし、多分それは可能だろうと思っています。
  食品産業新聞 2001年12月10日(月)
    パン生産ソフト オリエンタルべーカリーに導入 テクノバ
  米麦日報 2001年(平成13年)12月5日
    生産性向上ソフト「アッチェレランド」1号機導入
   製造工程短縮、人件費3割減=オリエンタルベーカリー
  製菓時報 2001年12月3日(月)
    テクノバ パン生産管理ソフトを開発
   菓子などへの応用も可能
  ホイートクラブ 2001年10月号
    店舗紹介 クックハウス阪急三番街店
             (略)
 「お客様の要望に応えられるような商品はやはり本社工場でないと作れません。そして、手間をかけた商品は確実に売れる商品となります。ですから私はいつも社員に、よそより手間をかけた商品を作るようにといいつづけています」
 「しかし、商品に手をかけるだけでは肝心の経営が成り立たなくなります。」それで今年から、製パン工場の生産性向上ソフトを開発し、加工技術の開発とコンサルティングをされているテクノバ蠅旅庵翅找蹐気鵑某А垢別未妊▲疋丱ぅ皇困い討い泙后まだ、ソフトの稼動には至っていませんが、こういう取り組みをすることによって、社内的な雰囲気が随分良くなってきたと感じています。」
             (略)
 ベーカーズタイムス 平成13年8月10日 金曜日
    製パン業界とパラダイム・シフト
 パラダイム(Paradigm)と言う言葉をご存知だろうか、研究社の英和辞書(New Collegiate)(1992)によれば、1《文法》(品詞)の語形変化表、2 例、模範、典型 と書いてある。三省堂の新明解国語辞典には、範例(語形変化)のギリシャ語に由来(略)することなど、比較的詳しく書いてある、その中で「その分野における思考の枠組や・学問(芸術)の方法論、共通の基準の意にも用いられる」とある。
 以前私が籍をおいた電機業界のAV関連記録メディアの変遷をとってみるとSPレコード、LPレコード、カッセットテープ、VTRを経て、CD(LD)、DVDなどの光ディスクと移り変わり現在はCDRW、DVDRW?、 続いて高密度HD、次世代DVDなど次の主役を模索している。
 10年前にはアナログディスクとディジタルディスクの音質について口角泡を飛ばして議論したものだが今ではLPレコードの影もすっかりなくなり、レコード店の言葉も死語になりつつある。
 即ちエジソンの蓄音機に始まる録音録画の歴史の当にパラダイム・シフトの連続である、当初エジソンは蓄音機にたいした商業的価値を認めなかった。 エジソンすら自ら発明した新しいパラダイムを認識することが、出来なかったのである。
 しかしながらエジソン以降次々と上述のごとく新しいパラダイムが作り出されていった。パラダイムは規範すなわち一種のルールであるから、ただ蓄音機からDVDに製品が変わっていったということだけではない、それぞれの物には、たとえばRIAAとかドルビーのような規格が背景に有る、有名なβ方式、VHS方式の戦い、現在ではDVD-R/RWかDVD-RAMかの勢力争いのまっただ中に有る。 ルールは法律で規定されていようと、デファクトスタンダード(事実上の規格)であろうとルールはルールである。
 パラダイムシフトしフェーズがある、新しいルールが発見されるフェーズA, 新しい産業が生まれるフェーズB, 問題解決に行き詰まるフェーズCである。 全ての製品はこのフェーズを通過する。
 パラダイムは一種のルールであるから、分かりやすい例を挙げよう、皆さんが子供さんを育てられていれば、一度や二度いやもっと経験された例である。 何でも良いが、例えば小さな男の子が今まで興味の無かった野球の中継をTVで突然見るようになる、そして「お父さん野球わかるよ」という。 この子は野球のルールを理解した即ち野球というパラダイムを発見したことになる。 今まで小さなバールを棒でひっぱたいて大の大人が追いかけていくに過ぎなかった番組が彼にとって野球になったのである。 
 パラダイムは発見され、発展し、新しいパラダイムが発見され追い抜かれパラダイムシフトが起きる。 金融の護衛船団方式というパラダイムが壊され、金融の自由化、自己資本比率の制限など新しいパラダイムの中で金融経済は喘いでいる。 価格破壊も為替の変動を積極的に利用し、材料を安く買い、海外で安く品質の良い商品を調達し、低コスト販売をするという新しいパラダイムを発見発展させたことによって起きてきた.。 
 日本農業の生産性は驚くほど低いその結果日本の野菜は高い、そこで海外で日本人の好む野菜を安く生産すればどうなるか、新しいパラダイムである。 いくら農業白書で日本農業の自給率向上を訴えても食糧自給率は低下するばかりである。 最近の速報では米の消費がやや増加してきているようである、何とその理由が牛丼などの廉価販売によると分析されている。 新しいパラダイムは米の消費をも回復させる可能性を秘めている。
 翻って,パン業界において新しいパラダイムはどうであったか、無論大手の伸長、流行の商品の変化,他業種の参入など多くの変化がパン業界をゆるがした。 しかし技術の分野に限ってみれば、この間に製パン技術に関する変化はどれほどあったであろうか。 数千年の歴史があり、人の口にするパンが先端技術の電機機器に比べて変化が難しいことは致し方ない事としても、本質的な変化はやはり少ないといわねばならない。
いまパン業界に必要なのは新しいパラダイムである、消費者の求めている商品、コスト競争力を生み出すシステムにパラダイムシフトしなければならない。
 最近西陣織りがセーフガードの発令を要求した、廉価の中国製の輸入絹織物に困った末の策であろう。 西陣織りといえば高級織物の代表である、ところがこのセーフガードの発令は、西陣織ブランドの競争相手はエルメスやフェラガモブランドではなくて、中国製品で有ることを自ら、公言したことに他ならないことをどれだけの人が気づいているのであろうか。
 パン業界も徐徐に直接間接に、グロバリゼーションの波に洗われるのは間違い無い。新しいパラダイムを発見し、国際化に耐えうる新しいパラダイムにシフトしなければならない。 昨年の食品事故の多発は幸いにも新しい食品衛生管理のパラダイムを確立させようとしている。 新しいパラダイムを発見することは難しい、皆でパン業界のパラダイム・シフトを考えて見ようではないか。
 ベーカーズダイジェスト 7月号
    製パン業界とパラダイムシフト
 ベーカーズタイムス 平成13年4月10日 火曜日
    パン産業の為の生産管理システムを提案(モバック2001のセミナーから)
 ‘本経済の現状
 先般の日経新聞で「経済成長率より生産性の議論を」というコラムがあり、日本経済の景気が悪いのは、生産性が低いからだと書かれています。日本の生産性は米国の三分の二で、生産性を上げなければ経済の回復はないということです。そしてこの低い生産性の中で最も低い産業が製パン業なのです。
 経済構造の変化
 今回の不況下でその1年間の株式時価総額ランキング企業をみると、上位企業が大幅に入れ替わっています。かつての基幹産業であった鉄鋼、重工業はトップ20から消え、金融業を除くと、いわゆるIT産業とトヨタ自動車、ソニー、本田技研工業などの生産性の高いメーカーばかりです。いかに昨今の日本経済の産業構造が激変しているかということと、メーカーにとって生産性がいかに大切であるかということが分かります。
 パン業界の実情
 パン企業で生産性の話をしますと、多くの企業で出てくるのが設備増強と作業者個人の技量アップという言葉です。コストを考えないで、ゆとりのある設備で生産すれば、労働者・時間あたりの生産性は向上しますが、工程の手待ち時間は増加し、設備の稼働率はますます低下する可能性があります。一人一人の技量が極端に低ければ問題ですが、それよりもマンパワーを効率よく引き出すことが真の効率の向上につながるのです。
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 それではなぜパン工場は生産性が低いのでしょう。現実の工場に日報に現れた稼働時間と、算出した稼働時間の差異はパン工場の待ち時間に対する認識がいかに低いかを物語っています。手待ち時間こそ製パン産業の生産効率の低さの現況なのです。そしてこの手待ち時間は製パンの全ての工程に存在します。
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 世界に誇る日本の電機業界の生産性の向上の源泉は、特別な設備ではなく、普通の女子社員が並んで人海戦術で製品を作っていることにあります。但しそこにはその産業にあった研ぎ澄まされたシステムがあるのです。パン産業の生産性が低いのは、未だにパン産業にあった生産システムが構築されていないことにあるのではないでしょうか。
 それぞれの工場にあった最短のスケジュールを選び、それぞれの工程ごとの計画時間を設定し、それに従って作業を進めていけば、作業者に過度の負担をかけることなく自動的に作業時間の短縮ができます。
 Ε謄ノバアッチェレランドの概略
 複雑であるが故に、経験と勘に頼らざるをえなかったパンの生産にIT技術を導入して合理的なスケジュールを作成し、生産性の向上を図る生産管理ソフトがテクノバ・アッチェレランドです。
 このソフトは翌日の生産予定数を入力すると、各工場のデーターベースに基づいて、スケジュールエンジンが対話的に最適な生産計画を作り、工場あるいはラインを見渡すタイムスケジュールと各ラインの工程別スケジュールを作成し、これにしたがって作業者は作業を行なっていくわけです。この場合当然各工場はそれぞれ固有の制約条件を持っているので、これらは当然データーベースの中に組み込んでおきます。
 導入に要する時間は、工場の規模、商品構成により異なりますが、現状分析の基本検討、工場に応じたカスタマイズのシステム構築、試験運転を含む導入運用、評価を含む本稼動まで、着手から完成まで各工場の実態調査、データーの整理等を含めて、半年から1年程度の期間を要します。
 パンニュース 2001年(平成13年)3月25日(日曜日)
    製パン工場の生産性向上
 近い将来、日本の総人口は減少をはじめ、国内の製パン市場は確実に縮小、さらには若年齢の減少は労働人口の減少といえ、今後の雇用条件は厳しくなっていくと考えられる。このような背景の仲で、製パン工場は今のような低い生産性のままでいたとすれば、今後発展の可能性は非常に難しいと考えられる。
 このような状況をどうすれば打破できるのか?というと「生産性」を今一度見直し、高めるということだ。例えば、製パン工場を見てみると効率のよいといわれている食パンラインでさえ、「待ち時間」すなわち隙間があり無駄が多い。この隙間を改善することが、生産性を大幅アップさせる要因でもあり、当社の「パン生産性向上ソフト・アッチェレランド(Accerelando)」開発のきっかけともなった。このアッチェレランドを使えば、無駄のない仕組みが構築され、生産性が高まるのだ。
 これまで製パン業界は、為替の変動などにあまり影響なく恵まれた産業だ。しかし、今後は「無駄がなく高い生産性」を持った企業のみが生き残れるのが現状となってくるだろう。
 ある経済誌で「オールド企業の逆襲」という特集を組んでいたが「オールド企業がいかにITを導入するかで笑いが止まらない状況にになる可能性は十分にある」と思っている。
 ブランスリー 4月号 平成13年3月20日
    製パンラインの生産性が向上
 21世紀を勝ち残るためには、生産性向上が絶対条件で、これからの日本は、人口が減り、大きな売上増は見込めないし、労働力を確保するのも大変になる。  経済のボーダーレス化により、製パン産業も国際競争にさらされる可能性が高い。10年前に土地バブルが崩壊した時に、株価が4割さがったが、株価の順位には大きな変動はなかった。この1年間の株価の下落にともなっては、株価の順位には大きな変動が見られる。現在は、経済活動に対する価値観が大きく変わっている変革期なのだ。
 アメリカでは、IT革命により、IT関連産業の賃金は40%上がったと言われている。しかし、オールドエコノミーといわれる業種では、5%下がったといわれる。オールドエコノミーはいまこそIT技術を積極的に取り入れ、生産性を向上させなければならない。
 ベーカーズダイジェスト 3月号 平成13年3月10日
    パンの生産性向上ソフトを開発
 当社が開発した生産性向上ソフト「アッチェレランド」は、製パン工場のラインの生産性を向上させるためのコンピューターソフトだ。製パンラインは、多くの種類のパンを生産するが、品目ごとの流れの列どうしの間隔を可能な限り縮めた状態でラインを稼動させようというもの。列車に例えて考えると、できるだけ過密ダイヤで列車を走らせようという趣旨だ。列車がどうしがぶつからないのは、ダイヤがあるためだ。「アッチェレランド」は、ひとつの品目の流れの列を、1本の列車にとらえ、製パンラインの効率的なダイヤを作る。
 ただ、鉄道と違って、製パンラインの場合は、各品目の列(列車)が、工程ご
とに進む速度が違う。列車に例えれば、ある区間は急行で、ある区間は快速、ある区間では鈍行になるといった具合だ。このことが製パンラインの効率的なスケジューリングを困難にしている。アッチェレランドは、独自のアルゴリズムにより、各品目の列をどのように組み合わせて走らせたら、最も短時間で済むかを計算して、分かりやすい工程表として出力する。 
 ベーカ―ズタイムス 平成13年2月10日 土曜日
   新世紀初のモバックショウ 2月22日から大阪南港で開幕
 セッション10 「製パン工場の生産性の工場について」
テクノバ蠡緝充萃役・弘中泰雅氏<問合先>06(6630)7812 Fax06(6630)7813
 産経新聞 経済欄 平成13年2月7日 水曜日
   My Way  製パンにIT導入
 食品製造業界は、人件費がコストを圧迫するという。ソフト開発会社、テクノバの弘中泰雅社長は、食品と機械の両業界で働いた経験から、食品業界に機械業界の効率や正確性を取り入れた生産性向上ソフト「アチェレランド・ベーカリー」の開発に取り組む。
 「生地を作ったりオーブンに入れたりするタイミングは、職人のカン頼りで時間ロスが大きい。コンピューターで効率のよい作業ダイヤを作ろうというわけです」 製パン業は工程が複雑なため、これまでIT導入がほとんど進んでいない分野。十種類の製品を焼き上げるためのスケジュールの組合せは三百六十万通りにもなる。
 このソフトは各工程間の待ち時間などを減らした最も合理的なスケジュールを選出。それに従えば作業時間を約二割も短縮できるという。
 輸入規制の緩和などから、「食品製造業界もいずれ海外との競争を余儀なくされる」と弘中社長。危機感の薄い現状を憂慮し、トータルな経営システムの見直しも提案する。
 弘中社長は「お客さまに負担を負わせないで経費削減するには、労働力の効率化しかない。ソフト導入で職人達の意識も変わるはず」と話す。製菓や他の食品分野への応用も検討、来月から在阪のパン会社で試験運用を始めるという。
 ブランスリー  2月号  2000年(平成13年)1月20日
 出展します! 製パン工場の生産性を20〜30%向上させる! 
        テクノバ  小間番号 1‐119
 ★テーマ 製パン工場の生産性を20〜40%向上させる生産管理ソフト、「アチェレランド」を使用して、製パン工場をより効果的に稼動させることを提案する。同ソフトをパソコン上で実際に動かして、具体的にどのような形で生産を管理するかを実現する。   (抜粋)
 ベーカ−ズタイムス 平成13年1月10日 水曜日
     メーカーとしての存続かけ生産効率向上が急務
  重要なのは「価値創造」の為の生産効率の向上だ。現状からして売価の上積みは不可能に近いし、いずれは異業種及び海外からより低価格の商品が入ってくる可能性がある。とすれば、今の内に各製パンメーカーは一層の生産性の向上を図り商品競争力をつけておく必要がある。但し、機械化設備による合理化だけでなく、システムとして生産性向上を図る事を考える時期に来ている。       昨年、弊紙でも紹介したテクノバ蠅旅庵羯瓩蓮他の業種に比較して製パン業界の低すぎる生産性を憂い、コンピューターソフトを導入した生産性向上の為のシステムを構築中だが、同氏によれば、殆どの製パン工程でまだ1〜2割の生産性向上の可能性は高いという。
  電子商取引もIT革命の一つだが、製パンメーカーとして取り組むべきもう一つの重要なIT革命はここにもあるのではないだろうか。 (抜粋)
 パンニュース 2000年(平成12年)12月25日 (月曜日)
     ホームページ開設 関西穀物科学研究会
  関西穀物科学研究会は、このほどホームを開設した。内容は前回の例会の講演や懇親会の様子などの簡単な報告と次回の案内など。運用は運営委員の弘中泰雅氏。アドレスはhttp://www.technova.ne.jp/kansaikokumotu.htmでテクノバ蠅離曄璽爛據璽犬畔酸漾
 ブランスリー 12月号  2000年(平成12年)11月20日
    製パンラインをダイヤ化  生産性が20〜40%向上
  パン生産管理ソフト開発のテクノバは製パンラインの生産効率を20〜40%向上させる生産管理ソフトの販売を始める。現在中堅製パンメーカーの工場の実情に合わせた生産管理ソフトを開発中で、来年2月にインテックス大阪で開かれるモバックショウで発表の予定だ。
  同ソフトの名称はアッチェレランド(だんだん速くの意味)。ベーカリーの効率的な生産スケジュールを作成するコンピューターソフトで、ライン各工程の空き時間であるアイドルタイムを合理的に削減し、作業者の負担を増すことなく生産性を向上させる。
  製パン工場は毎日品目ごとの注文数によってラインを稼動させるが、経験的に決められた、ほぼ単一の生産順序のため受注の変動に対応できていないのが現状という。最も生産効率がいいとされる食パンラインでも、ラインが稼動している時間の20%程度のアイドルタイム(待ち時間)があるという。
  アッッチェレランドはパン生産の膨大な生産順序の組合せの中から、注文や工場の状況などの実情に合った効率的な生産スケジュールを、独自のアルゴリズムで導き出して、わかりやすい工程表として出力する。作業者が指示に従って作業を行うことで、最も効率的な生産ができる。ラインの無駄なアイドルタイムを削減することで、労働生産性が、20〜40%向上する可能性があるという。
  テクノバによると、日本の製パン産業は他産業に比べて生産性が極めて低く今後国際競争にさらされた場合などを想定すると苦戦を強いられるのは必至だと言う。テクノバの弘中社長は「パンの生産ラインの運行は鉄道に例えて考えていただけるとご理解いただける。過密スケジュールで電車が走ってもぶつからないのは、ダイヤ化されているため。アッチェレランドは乗客数に合わせて、電車が常にほぼ満席の状態で隙間なく走っている状態と同様に製パンラインを稼動させる為のコンピューターソフトです」と話している。
パンニュース  2000年(平成12年)6月25日(日曜日)
  「テクノバ」業務開始
  製パン業などの生産性の向上を目指したコンピューターソフトの開発販売会社テクノバ(弘中泰雅社長)が5月に大阪で設立、業務を開始した。同社の弘中社長は以前製パン会社で研究開発に携わり、その後船井電機で家庭用製パン器の開発を担当した。 関西穀物科学研究会の監事も勤めている。
  今、パン業界では中堅・リテイルを含めて人件費など、難問が山積みしている。 同社では各企業別にその企業個々の問題点を取り上げて解決法を提案するという。
ベーカ−ズタイムス 平成12年3月10日 金曜日     
  低いパン業界の生産性 国際競争力欠如の懸念
  これからの国際産業界の雌雄は生産コスト、生産性が決めると言っても過言ではない、こんな中で製パン企業の製造原価に対する直接労務費比率は食料品製造業平均11.1%に対して、26.2%全ての主要な産業の中で最も高いひとつである。
  パンは従来非貿易財であったため、国際競争に晒されることはなかった。 金融ビッグバーンの例からも近い将来、大きな変化を受け入れざるを得ない状況がかならずくる。 パン業界が最優先で取り組まなければならない課題は「労働生産性の向上』である。 この問題は取り組みでかなり大幅な改善がかのうである。
  パンの製造は日配商品の中では生産が複雑なものの代表であろう。 複雑な工程の組合せである商品を一本のラインで多数生産するため、工程毎の処理速度が異なる、これが製パン工場運営の難しさであるが、結果としてアイドリング時間をを生み出し、しかもその認識がない。 パン業界の生産性の低さの最大の要因がここにある。
  各社の実情をとりいれたシステムソフトを導入することで、約20%の労働生産性の向上は可能である。